不規則な食事が悪玉コレステロール値を上げる

悪玉コレステロールの異常数値を抑えるには、正しい食生活を送ることが最も重要です。
それも、食事は何を食べるかはもちろん、どう食べるかも重要ポイントとなります。
まず、食事は1日3食を、だいたい決まった時間に摂るようにすることが基本です。
朝食、昼食、夕食の間は、5、6時間あけるのが理想的です。
規則正しくリズムよく食べるようにすれば、大食いや間食を防げる上、悪玉コレステロールの増加に歯止めをかけることにもつながります。

食べ過ぎや偏食も悪玉コレステロール増加の原因

また、食事は食べ過ぎないようにすることも大切です。
悪玉コレステロールを増やす間食や夜食は原則として中止し、毎食は量的にみて、腹八分目が現在でも生きた教えとなっています。
食生活の改善には、食事量を適正にすることを心がけつつも、栄養バランスを良くすることにも心を配りたいものです。
「栄養バランスが良い」とは、3大栄養素の炭水化物、タンパク質、脂肪を、適切な配分で摂ることです。
一般的に、1日に必要なエネルギーの60%を炭水化物から、15?20%をタンパク質から、20?25%を脂肪から摂るのがベストだとされています。

食事にふくまれれる高コレステロール食品もよくない

悪玉コレステロールの数値がすでに高い人は、コレステロールに対する「感受性」が高い体質だと言えるので、食事からのコレステロールの摂取を減らすことも大切です。
特に気をつけたいのは、鶏卵、魚卵、レバーなどの食品です。
卵や牛乳、それらを使ったケーキなどの菓子類にも要注意です。
反対に、悪玉コレステロールを減らすには、食物繊維を毎日、積極的に取り入れることです。
特に効果が高いとされるのは、ニンジン、ゴボウ、オクラ、カリフラワーなどに豊富な水溶性食物繊維だと言われます。

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